ゴールデンウィークから何日経ってるんじゃい!という感じなんですが田んぼから採集した生物を入れた水槽からゲンゴロウ類の幼虫を発見して個別飼育を開始しました。ヒメゲンゴロウの三齢幼虫と思います。
田んぼから採集したゲンゴロウ類の幼虫
5/4に関東の水田そばから諸々採集した際、ゲンゴロウ類の幼虫がいることは把握していたのですが、汚泥に紛れて行方不明になっていました。
で、忘れてミズムシ(水ゲジ)増殖や水草維持など予備水槽として使っていたのですが呼吸をしに浮上する幼虫を再発見してしまったのです…。しかも3匹。
ゲンゴロウ幼虫の飼育環境は鉄板のプリンカップ
ゲンゴロウ幼虫は肉食で共食いが激しいため個別飼育が原則。プリンカップに数cm水を入れて足場として水草の切れ端を投入します。
こんにちわ!写真拝見いたしました。ヒメゲンゴロウのようです。大きさ的にも日数的にも上陸が近いかもしれないです。陸上に上がりたいような行動が見られたら、上陸のサインなので、頑張ってください!
— 平澤 桂@ゲンゴロウハンドブック2刷 (@tinatarou) May 16, 2019
種類も何齢かも不明ですが「ゲンゴロウ・ガムシ・ミズスマシハンドブック」の著者平澤 桂さんによるとヒメゲンゴロウで合っていそうです。
平澤 桂さんは福島「アクアマリンいなわしろカワセミ水族館」でカマキリ先生に対抗して【The対決 ゲンゴロウvsタガメ~カマキリ先生への挑戦状~】企画をやられていた方です。このイベントは日本のゲンゴロウ類約150種のうち大半が揃うという壮大な企画でした。
ヒメゲンゴロウ 幼虫飼育まとめによるとヒメゲンゴロウなら3齢で1cm超えの11日程度らしいので上陸が近い個体と考えられます。
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ゲンゴロウの餌は生き餌!イエコを投入
どのくらい食べるかわからないのが不安ですがペットショップから買ってきたイエコを投入。Sサイズ10匹250円。ヒメゲンゴロウ幼虫3匹中2匹はイエコを食べてくれたのでまだ上陸ではないようです。
ゲンゴロウの成虫は大顎で噛み切る体内消化型ですが、ゲンゴロウの幼虫は牙から餌の体内に消化液を送り込む体外消化型です。数十分後にはしわしわの皮だけになる様子が観察できました。
ゲンゴロウの上陸環境
プリンカップとピートモスを購入して上陸環境を作ります。ゲンゴロウ幼虫は上陸して土に潜り繭の中で蛹を作ります。ピートモスを握って水が落ちないくらいに湿らせて窪みに潜らせると良いそうです。
上陸環境の作り方にも数種類あります。下記ブログでは幼虫が自分のタイミングで上陸できるようにしています。水場と土場を用意して、渡れる橋的なサムシングを用意します。
ヨツボシクロヒメゲンゴロウ : 北のかまくら
http://kita-no-kamakura.blog.jp/archives/32089330.html
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