タガメ売買規制の一因としてヤフオク取引が1500件もあるらしい!びっくりして調べたら直近4ヶ月で306件648匹も売買されていた件

ヤフオクのタガメ売買サマリ

2月10日からタガメの売買が禁止された件で、環境庁によるとヤフオクでの売買も一因で、ここ4年で1528件に達するとのこと。年400件もあったかなとヤフオクの直近の落札データを調べてみました。

【追記】タガメ卵塊のヤフオク販売実績を確認

ヤフオク公式では直近120日の落札データしか取得できないのですが、直近1年保持している外部サイトを見つけたため、タガメ卵塊のヤフオク販売実績を確認しました。

タガメ_卵の2019年02月から2020年01月の、オークション落札価格一覧__オークフリー

ヤフオク直近一年の「タガメ」卵塊取引
  1. 計測期間は2019年02月から2020年01月
  2. タガメ卵塊取引47件
  3. 6月に同一人物が天然の5卵塊を出品
  4. 7月に同一人物が天然の10卵塊を出品
  5. 8月に同一人物が天然の10卵塊を出品
  6. 落札価格平均は3918円
データ出典:タガメ 卵の2019年02月から2020年01月の、オークション落札価格一覧| オークフリー

この同一人物は、後述する天然個体の過半数を出品している方です。他に乱獲と言えるような卵塊出品はありませんでした。

トウキョウオオサンショウウオや今年のカスミサンショウウオなど卵塊の乱獲は規制の原因となるのでやめましょうね…

–追記ここまで(2020/2/15)

タガメはヤフオクで年数百件取引されている?

ヤフオクでタガメの卵塊が売られていたりしますが、こうした行為は地域の個体群のダメージになると懸念されています。報道にある環境省の数字を年間に直すと、一年に400取引うち30件が天然というペースです。400件と聞くと多いが30件と聞くと少ないので、この数字をどう捉えていいか困惑。
・天然30件程度で規制根拠にするのは弱いのではないか
・いつも同じ写真が載っていて400件も取引されているように見えないけど?
という感じです。

環境省によると、2015~19年にオークションサイト「ヤフオク!」で販売されたタガメは1528件。うち142件が「天然」など野外捕獲をうたっていた。

タガメは飼育繁殖も可能だが、餌の豊富な野外で育てた方が大きく成長しやすいとされ、高値がつく傾向がある。
田んぼの王者タガメを守れ 乱獲絶えず、10日から売買禁止 | 共同通信

ヤフオクの直近120日間の落札データを取得してみた

ヤフオク__-「タガメ」の落札相場・落札価格

ヤフオクでは直近120日の落札データが取れるので、プログラムを書いて整形してみました。

参考 「タガメ」の落札相場・落札価格ヤフオク!

そのデータによると、ヤフオクには直近120日で「タガメ」を含む落札データが462件あります。このうち無関係な商品、書籍・海外タガメ標本50件、タガメ標本14件などを目検で弾くと、「タガメ生体」取引は2019/10/17〜2020/2/9まで306件ありました。

既に年間の取引量に迫っていますが、これは売買規制が決まり駆け込み需要があったからでしょう。まずはヤフオクのタガメ取引年間400件はありえそう、ということがわかりました。

さらに一匹あたりの値段や繁殖・天然の違いを調べると…

ヤフオクでペア3000円だったタガメが15000円に高騰した

直近120日の取引を分析した結果、以下の数字が得られました。

MEMO

タガメの売買規制に関するイベントは以下のとおり
・12/25はタガメが規制対象になる案が発表された日
・1/17は閣議決定され規制が確定した日
・2/10から売買規制開始

ヤフオク「タガメ」取引直近120日の集計結果
  1. 計測期間は2019/10/17〜2020/2/9
  2. 306件の取引で売買されたタガメは648匹
  3. 自家繁殖435匹、天然169匹
  4. 規制発表前(〜2019/12/24)のペア平均2735円
  5. 規制案発表後(2019/12/25〜2020/1/16)のペア平均4370円
  6. 規制確定後(2020/1/17〜2020/2/9)のペア平均15148円

タガメの繁殖期間が含まれないため、卵塊の取引はゼロ計測でした。また先の記事では天然物の方が高いとされていましたが、自家繁殖個体の方が1000円高い結果になっています。これは規制直前の高騰した頃には、天然物の在庫が尽きていた影響と考えられます。

なお、環境庁の数字は天然物が少なく出ていると考えられます。おそらく明確に天然物と記載した出品のみカウントしたためでしょう。

一人で40%弱251匹のタガメを出品している人がいる

オフシーズンに600匹ものタガメがどこから出品されたのでしょうか。調べてみると、79取引251匹も出品している人がいることがわかりました。内訳は天然個体96匹繁殖127匹です。

ヤフオクのタガメ取引件数の1/4、個体数の40%弱をたった一人が担っていたとは驚きです。手元にも残しているでしょうから、200-300匹を維持していることになります。餌はどうしているのか、想像もできません。

この方が出品するとき、同じ写真を使いまわしていたため「同じ商品がずっと出品されてるな🤔」という私の印象につながっていたようです。

まとめ

タガメの売買規制の一因に年間数百件に及ぶヤフオク取引という報道がありました。直近120日の落札データを調べた所、約300件650匹の取引が判明。規制確定後の影響を除いたとしても、年間数百件はありえそうです。取引価格は規制発表前のペア3000円から15000円の5倍に高騰しています。

取引件数の1/4、個体数の40%弱が一人の出品で占められており、上位数人の出品が過半数を占めている現状にあるようです。

各取引のページの説明文を見て個体数や天然か繁殖かチェックするなどなかなか大変でしたので、SNSでシェアしたり議論のベースに使っていただければ幸いです。

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