水生昆虫や小魚を水辺で採集することを「ガサガサ」と言います。ガサガサに必要な道具として丈夫な網(玉網)があります。 折れにくい網の条件と、買える場所の例をご紹介します。
↓三谷釣漁具店の中でも、より大きく頑丈な網に買い替えました!
水辺の採集に必要な「網(ネット)」
水生昆虫やエビ・小魚を捕まえるには、網(タモ網、玉網)が必要です。子どもを遊ばせる分には100均の網でも十分ですが、そのうち丈夫で本格的な網が欲しくなってきます。
しかし、Amazonを眺めていても「すぐ壊れる」「破れた」などのレビューが多く、定番と言える商品が見つからない状態です。この記事では、水辺の採集に求められる「網」の条件と、品質に定評がありネットでも買える「三谷釣漁具店」の網をご紹介します。
水辺の採集ではすぐ網が壊れる件
単発で水辺でガサガサするなら、DAISOやセリアなど100均の水網で十分です。繊細な網だと子どもに壊されてショック、ということもありますしね。
ところが底に引っかけたり泥が重いなどで、100均レベルの網はすぐ根元が折れ曲がってしまいます。
セリアの「魚とり網」は、100均の水網の中では優秀でおすすめです。
まず根本がいきなり折れ曲がらないようプラスチックで補強されています。
次に、水底などに網を引っかけて破かないよう、簡易に補強されています。
安いので、予備含め2本持っていけば、子どもが乱暴に扱っても安心でしょう。
たとえばタガメなどは水深が浅い所にいることが多いので、100均の網でも十分です。
10年使える商品も!水生昆虫の採集に適した網の条件
水辺用の本格的な網の条件は、「網の根元の強度」「D型フレーム」「擦り切れ対策の補強」の3点がポイントになってきます。このほか、網目のサイズは目的とする虫のサイズで選択しましょう。釣り用の網だとすり抜けてしまうサイズの昆虫も、1mm2mmの網目なら大丈夫です。
以下、白いネットの網は、定評ある「三谷釣漁具店」の網(bl-1Jw2)です。
折れない「根元の強度」は必須
底に引っかけたり泥が重いなどで、100均レベルの網はすぐ根元が折れ曲がってしまいます。針金レベルではなく、ステンレスの頑丈さが違いです。
水底に隙間ができない「D型フレーム」
水辺のガサガサでは、網を水底に付けて、そこに追い込むような動作をします。丸いと隙間が大きいので、D型のフレームが適しています。
擦り切れに強い「二重枠」による補強
水辺のガサガサでは、網を水底に擦ったり引っ掛けたりするうちに、ネットが破れやすいです。100均レベルでも簡易に補強されていますが、本格的な網では、ステンレスの外枠を設ける二重枠になっているのが違いです。
定評ある「三谷釣漁具店」という選択肢
実は水生昆虫採集用の網には定番がありまして、関西の「HOGA」関東の「三谷釣漁具店」はよく耳にします。両方とも「根元の強度」「D型フレーム」「二重枠」の条件を満たし、網目のサイズも指定できます。
このうち、HOGAは都度見積もりでご予算わかりづらいのが難点です。具体的な値段は聞いていませんが漏れ聞く範囲では1万円超えのものもあるとか。
一方、埼玉の三谷釣漁具店のタモ網は仕様と値段が一覧になっているので、目的や予算に合わせて選べます。お値段もお財布にやさしいです。
私が持っているのは網目2mmの「bl-1Jw2」3500円(関東への送料込みで5000円程度)ですが、前面のみ二重枠です。1mm・全面二重網で根元がさらに補強された「bl―3LDX1」5500円あたりがより本格的です。
なお、柄は木製が一般的ですが、遠征を考えると分割したり柄が伸縮できるタイプも選択肢に入ってくるでしょう。