水切れに弱いコオロギには給水器が必須です。100均のタッパーと靴紐で丈夫な給水器を自作したので、作り方を共有します。ティッシュやキッチンペーパーを使う方法は簡単な反面、強度・耐久面に問題がありました。小さなタッパーと靴紐は両方100均で手に入るので、給水器を量産できます。
コオロギ用の自作給水器
コオロギや小昆虫に水を与えるには、昆虫ゼリーや給水器を用います。コオロギは水切れに弱い一方、足元が湿っていると糞尿由来のアンモニア中毒で大量死する面倒な性質を持っています。つまり、給水器には水が溢れない仕組みが必要です。
水漏れを防ぐには、キッチンペーパー等の毛細管現象で吸い出します。これが面倒なのは、キッチンペーパーがかじられたりして、いつの間にか機能しなくなる問題。今回の自作では、靴紐を使うことでこれを改善しました。
100均で給水器を自作する方法
まず、100均で3個100円の一番小さいタッパーを買ってきます。小さいので飼育容器の中でも取り回しが楽。次にカッターで切れ目を入れ、靴紐を通します。給水器完成!なお靴紐の材質は、ゴム入りとかじゃなくて紐メインのものが良いでしょう。
靴紐を使った給水器には、湿っているか遠目にもわかりやすいメリットも。キッチンペーパーとかちゃんと濡れてるのかわからないこと、ありません?
なお、高さが数cmあるので、生まれたばかりのコオロギは登れません。大きなコオロギであっても、鉢底ネットその他で梯子を作ってあげるとよいでしょう。ヤスリをかけて登れるように、という話も聞きますが個人的には面倒でやっていません。
コオロギ用給水器の例
一番簡単な給水方法は、ペットボトルの蓋にティッシュを詰めたものです。なぜティッシュを詰めるかというと、小さい頃のコオロギ幼虫は溺れて死ぬことがあるからです。ティッシュの問題は汚れやすいことで、水換えのついでにまるごと取り替えます。
コオロギ用には、小鳥用給水器を改造したものなどが出回っています。小鳥用給水器は、改造前のお値段からするといいお値段するのでおすすめしません。