DAISOやセリアなどの100均は水生昆虫採集・飼育に便利なグッズが色々取り揃えられています。世間的にはニッチな趣味なので、使えそう!と思っても実際は駄目だったみたいなモノも多いので、とりあえず安いもので済ませたいというニーズは結構あるんじゃないでしょうか。今回は「セリア魚とり網」「DAISOシューズケース」「手付きざる」「鉢底ネット」「排水口ゴミキャッチャー」の5つをご紹介します。
実は使える!100均セリアの「魚とり網」
水辺でガサガサというと小川かな?と思いますが水生昆虫は深い所や流れが早い所にはあまりいません。タガメやコオイムシや中小型のゲンゴロウ類は、水深数cmから20cmくらいの所にいます。もちろん流水を好む種もいます。
そういう意味で、子どもが水生昆虫をガサガサするのに100均の網程度で十分です。中途半端に高い網をもたせると、乱暴な扱いで壊してしまって親の方がヒヤヒヤします。
その点、セリアの「魚とり網」はD型フレームで網の先や付け根も最低限補強されているので、私は評価しています。バックアップに2本持っていけるお値段ですしね。
根元が針金の網はすぐ曲がってしまいますが、セリアの網はプラスチックで保護されています。使えば曲がりますが、そこそこ頑張ってくれます。
飼育容器の定番「DAISO シューズケース」
全景写真がなかったのでTweetでご紹介しますが、DAISOのシューズケースは爬虫類や餌の飼育にあたっては定番らしいです。底面積と高さがあり、そこそこクリアで中が見えて100円〜200円。いくつかサイズありますが大きいもので幅16cm x 奥行き29cm x 高さ9.5cmです。圧倒的に値段が安いのが特徴。
タガメ幼虫の飼育は水深数cmで十分ですが、食べ残しで水が汚れ、無濾過では毎日水換えが必要です。水換えは水質が安定せず、呼吸不全の原因にもなるので頻度を下げたいので、濾過装置を使いたいところです。DAISOのシューズケースなら高さがあるので濾過装置を入れられます。
濾過装置を入れるには高さが必要ですが、浅型の「水作ニューフラワーDX」は煙突ノズルを外すと高さ4cmなので水深5cm前後で運用可能です。
タガメ幼虫は水上に糞尿を飛ばすので、蓋も必須です。DAISOシューズケースの蓋は幼虫の力では開けられない程度にかっちり閉まり、柔らかいので穴あけなどの加工も容易です。
水草ごとすくって選り分けるのに便利な「手付きざる」
水生昆虫をやっていると、オオカナダモが入った発泡スチロールとか、増えていくと思うんですよね。メダカとか金魚とか餌をキープする必要もありますし。
こういう水槽を水換えしようとすると、一緒に生体や水草が流れ出てしまうとか、すくった容器に生体が入ってしまうとか、お困りのことがあるんじゃないかと思います。そういうとき便利なのがザルとボールがセットになっている100均の商品です。
「手付きボール」はAmazonだと700円超えですが100均なら100円です。
これをどう使うかというと、金魚網代わりにしてもよいですし、一旦すくった後、ザルだけ外すと水が入った容器が残るので、生体混入なしに水を捨てられるのです。画期的!
ヒメフチ幼虫用のメダカをすくってくるのに使っている様子。
加工の定番「鉢底ネット」
幼虫の足場に切れ端を入れたり、タガメの支柱にしたり。100均の「鉢底ネット」は大活躍。正式名は「トリカルネット」というそうです。
細かいものを入れれば他にも色々ありますが、100均は小分け容器など、細々したグッズを揃えるのに便利です。良い商品あれば、お知らせください!
幼虫の個別飼育に!茶こしや「排水口ゴミキャッチャー」
タガメやゲンゴロウ幼虫を個別飼育しつつ水換えの手間を避けるには、大容量の容器を網付きの何かで小分けしてろ過装置を設置することです。茶こしなどが用いられますが、これのデメリットは底面積が必要なことと、茶こしを100均で済ませるとしても50匹いたら5000円かかることです。
以前 @haino1974さんが取り上げていた抗菌100均網。数十個発注も可能そうなのでYahoo!ショッピングでどうぞ。