タガメの特徴と飼育方法に関する情報をまとめます。タガメの飼育・繁殖に関する情報は、古いものも多いようです。本サイトでは、タガメを何匹も大人にしてきた飼育方法を説明します。タガメの特徴や飼育環境、交尾から産卵、幼虫の餌や脱皮・羽化について。
目次
なお、タガメは2020年2月に種の保存法「特定第二種」に指定されています。特定第二種では販売・頒布目的の捕獲・譲渡が禁止されました。新たに売買で入手することはできませんのでご注意ください。個人が趣味で捕獲・飼育することは、規制の対象外です。
タガメの特徴
タガメは、カメムシ目コオイムシ科タガメ亜科に分類され、学名はKirkaldyia deyrolli。タガメはオスで55mm、メスで65mm程度の大型水生昆虫。メスの方ががっちりした体格で10mmほど大きく、オスが60mmに達することはほぼない。色は茶褐色から灰褐色。先端に鋭い爪が生えた鎌状のたくましい前脚を持ち、獲物を捕らえて食べる。
タガメの画像・写真素材
タガメは魅力的な種ですが、数を減らしているため身近に見る機会が減っています。さまざまな角度からのタガメ写真や、拡大画像を通じて細部を確認してみましょう。
タガメが生息している場所と、探し方
2020年に初めて、野生のタガメを見に行きました。関東北部には薄く広く生息していいて、知識がある人間が適切な探し方をすれば、タガメに会うことができます。
タガメの飼育環境
タガメを長期的に安定して飼育するなら、それなりの飼育環境整備が必要です。タガメ飼育に必要な容器、水深、底砂や産卵用の足場、餌の頻度など、タガメの飼育環境について。
タガメが交尾・産卵する流れ
タガメは6月下旬をピークに繁殖期を迎え、オスは水面を揺らすポンピングでメスを呼び、出会ったペアが交尾して産卵に至ります。
タガメの場合、卵塊をオスが保護する生態はよく知られていますが、産卵中オスが何をしているかご存知の方は少ないと思います。タガメのオスは水中と卵塊を行ったり来たりしながら、交尾を繰り返します。メスも産卵を中断して交尾を受け入れます。
タガメ幼虫の飼育方法(餌・育て方)
孵化することになり、餌を含め飼育環境を整える必要があります。大雑把に言えば集団飼育できる若齢幼虫と飼育密度を落とし共食いを避ける4・5令幼虫の段階があります。また、食べ残しで水質悪化しやすいので、いかに水換えを減らすかも飼育のポイントです。タガメ幼虫を無事成虫に育てるには?
タガメの羽化
脱皮を繰り返してグングン成長したタガメ幼虫は、いよいよ羽化を迎えます。タガメ5令幼虫が羽化する様子を観察!20分くらいでタガメの新成虫が誕生します。
タガメが冬眠する時期と方法
タガメは10月11月になると水辺から姿を消し、陸上で越冬します。飼育下では湿らせた水苔を敷いたタッパーなどで冬眠させます。タガメの冬眠時期や方法について。
タガメ飼育にまつわるFAQ
日本最大の水生昆虫タガメは、その大きさゆえに飼育にあたっては色々な数字がつきまといます。雌雄のサイズ差、産卵条件など、タガメ飼育にまつわる数字について。
- タガメの大きさは?
- タガメが冬眠する時期は?
- タガメの産卵のピークはいつ?
- タガメの産卵条件は?
- タガメは一度に何個卵を産む?
- タガメはシーズン何回卵を産む?
- タガメは一回の脱皮で何%大きくなる?
- タガメは成虫になるまで何回脱皮して何日くらい必要?
- タガメを1卵塊育てるのに必要なメダカの数は?
- タガメを育て上げるのに必要なエサ代は?
- タガメは1卵塊から何匹おとなになる?